■上演作品について
近江木の実(おうみきのみ)のオリジナル作品を上演。一口で言えばテンポのあるストーリー(ドラマ性)を重視した作品。
以前は時空が飛んだりしてファンタジックな要素もあったが、近作はリアリスティックなものに比重が移っている。
テーマはシリアスだが、随所にコミカルな会話が入り笑いを呼ぶ。
また手法的には野田秀樹(NODA・MAP)の影響が濃く、言葉をさまざまに掛ける台詞構成やユニークな着想が光る。
◆第8回公演 時間魔人
作・演出/近江木の実
2012年12月9日(日)浜松市浜北文化センター小ホールにて上演 (昼夜2回公演)
公演報告
「時間魔人」公演終了しました。寒い中ご来場下さった皆様ありがとうございました。セット移動の転換、ぎりぎりの明かり作りとオペ、難関はありましたが、何とかクリアできました。キャリアの浅い役者陣も練習の成果を出せたのではと思います。夜の部の方が出来栄えはよかったのですが、集客は昼の方が断然多く、その点ちょっと残念でした。会場が普通のホールで、集客数によって雰囲気がだいぶ変わるということもわかりました。ともあれ、フェス公演では久しぶりのファンタジー系のお芝居、そこそこ楽しんでもらえたのではないかと思っています。ありがとうございました。
◆番外公演 生まれたいヒト
作・演出/近江木の実
2012年7月1日(日)アトリエみるめ(静岡)にて上演
2012年7月15日(日)浜松市地域情報センター(浜松)にて上演 (静岡は1公演、浜松は昼夜2回公演)
(浜松公演を終えて)
「生まれたいヒト」浜松公演終了。ご来場下さった皆様ありがとうございました。会場である情報センターの使い方、多少苦労しましたが、何とかクリア。内容もまずまず好評。二人の役者はシーンごとに演じ分けがあり、熱のこもった演技ができたように思います。美術も静岡公演をバージョンアップした形、照明にもよく映えたのではないでしょうか。今後もM-planetをよろしくお願い致します。
(静岡公演を終えて)
静岡公演、無事終了。雨の中わざわざ足を運んでいただいたお客様ありがとうございました。のりうちで押せ押せのタイムスケジュールでしたが、音響・照明もぎりぎり間に合い、自分たちの舞台を見せることができました。役者二人は最初さすがに緊張してたようですが、全体を通して練習以上のものが出せたような気がします。最後になりましたが、会場をお貸し下さったアトリエみるめさん、ありがとうございました。モノもそろっていて使いやすい場所でした。(特にエアコン使えるのはポイント高いです)。
◆ 「PARTNER」〜無声劇のための〜
作・演出/近江木の実
2012年5月19日(土)有楽街 シャンボール跡地にて上演
(路上演劇祭 JAPAN in 浜松 2012参加公演)
「路上演劇祭」終了!本番当日は天候にもめぐまれ、有楽街がいつもとちがった顔を見せました。出演16団体、みな練習の成果が存分に発揮できたのではないかと思います。Mプラネットは初の路上。声を出さないお芝居を演じました。その時間見て下さったお客様ありがとうございました。この経験を今後に生かしたいと思います。
<路上演劇の感想>
小沢真樹
すごく、緊張したけど、楽しかったです。
無対象行動と、ジェスチャーだけで演じるのは、
難しかったけど、とても勉強になりました。
もっと想像力と、集中力を鍛えたいと思います。
あべさだお
普段ほとんどない屋外の公演で、とても勉強になりました。
自分の表現が白日の下明らかになるという感覚です。
そのなかで、発声器官への意識が少し強かったように思います。
表現できる身体表現の方をもっと深められたらよかったのかもしれないです。
力のある共演者に感謝している状況です。
より一層がんばっていきたいです。
★「近江木の実の木の実気のまま」にて「路上演劇祭2012」の報告を出してます。そちらもご覧下さい。
◆第7回公演 エンジェル・ポスト
作・演出/近江木の実
2011年11月13日(日)クリエート浜松ホールにて上演
昼夜2回公演
(はままつ演劇・人形劇フェスティバル2011参加公演)
特集1 〜客演紹介〜
特集2 〜近江木の実(脚本・演出)特別インタビュー〜
稽古ウォッチングのページ
気のまま放談(近江木の実
× 滝浪倫邦)のページ
◆M-planet presents ユニット公演
ユニットふゆとか「家族ごっこ」
作・演出 ふゆ 2011年4月23日(土)夜、24日(日)昼・夜 劇団からっかぜアトリエにて上演(3回公演)
◆若手公演
「ひびこれ好日」
作 鈴木茜 演出 中田亮 2010年8月21日(土)島田市博物館分館にて上演
9月4日(土)夜、5日(日)昼 劇団からっかぜアトリエにて上演(2回公演)
公演報告
公演終了致しました。以下の通り報告致します。
●4日夜
団員若手(?)脚本・演出による公演、その組み合わせは初めてで、緊張感いっぱいのなか、
本番を
迎えました。当日は昼間の暑さが残り、扇風機を回したのですが、役者の声のパワーが扇風機音に負け
る場面もあったようで、今後の課題と致したいです。全体の評価は概ね好評でした。普遍的なテーマだっ
たせいか、自身と重ね合わせて観られる方も多いようでした。演出については、好きなシーンあったと
いう意見がある一方で何を観ていいかわからないという声もありました。
●5日昼
翌5日の公演は、役者(鈴木ち、伊藤、中田)の評価が高かった。役者皆落ち着いて演技できてたような
気がします。優子と母の会話について賛否両論ありました。
今回の作品は島田市博物館分館でも公演致しました(8月21日)。展示室でもある古い日本家屋がそのまま
舞台となり、セットとしてもフル活用。劇団員みな、 大変いい経験をさせていただきました。関係者の皆様、
ありがとうございました。この場を借り、 ご報告させていただきます。
◆番外公演
−PLAY ACROSS 2nd STAGE in Shizuoka−
「面会」「ゴトーを待ちながら」
作・演出 近江木の実 2010年4月3日(土)ツインギャラリー蔵にて上演
4月11日(日)伽藍博物堂演劇実験室にて上演 (「春なのに・・・2010」参加)
4月17日(土)月見の里学遊館・集会室にて上演
4月25日(日)劇団からっかぜアトリエにて上演
5月1日(土)なゆた・浜北 ホールにて上演
公演を終えて…
●ツインギャラリー蔵
初日ということで、緊張がみなぎった。役者によっては体調やセリフ覚えが不安な者もいたが、何とか乗り切った
(見野が本番直前に喉をやられ、かすれ声になった。ぎりぎりセーフという感じだった)。10人でいっぱいになる客
席。ともかくこの小スペースがかもし出す臨場感はクセになりそうだ。
●伽藍博物堂演劇実験室
ふたつめの会場は静岡の伽藍さん。「気のままランド」と「三十路unぐる」の2ユニットとして参加。楽しく公演で
きた。去年の「気のまま」の公演を覚えてて観に来てくれた人もいた。うれしい限り。
伽藍のユニット「えむてぃ。」
さん(歌入りのお芝居)やコント風の一人芝居で参加した「リッキー」さん(達者でした!)らといっしょにできたの
もよかった。機会があればまたおじゃましたいところです。
●月見の里学遊館公演
前日夜入り、仕込み。何もない集会室が会場。パーテーションに幕を張って演技エリアを仕切った。音響機材は業者に
借り、照明はあるものを使った。投光機なども利用し、コンセントの抜き差しまで行った。ぎりぎりの選択をして、何
とかしのいだ公演。十数名のお客様だったけれど、クスクス笑う声がよく聞こえてきた。「面会」のコミカル、「ゴト
ー」のシリアス、それぞれが際立ち、よくマッチしていたと思う。
●劇団からっかぜアトリエ公演
不順な4月だったが、暑くも寒くもない好天に恵まれた。お客さんも予定していた40名ほどが来場。馴染みの場所でも
あり、通常どおりの公演ができた。照明の色作りがいろいろとできるのはうれしい。音響と合わせ楽しんでいただけたよ
うだ。「ゴトー」は男役の田中香澄が蔵公演のミスを取り戻すべく奮起、しっかり笑いをとった。伊藤、鈴木は役どころ
を十分手中に収めていた。なかなかのアンサンブルだったと思う。(追。からっかぜさんの照明卓は自前のものだけれど
大変使いやすい。よくぞここまで作ってくれた。すごいの一言。)
●なゆた・浜北公演
客の入りが多く、ステージ上に客席を作る予定を変更。通常のホールの客席を使用した。ステージも舞台前側にし、パー
テーションでエリアを小さく仕切った。前日夜からの仕込みで時間も少ない中、照明のシュートと色作り。今までやって
きたことの総まとめになった。ころがし、ステージスポットに加え、屏風へのタッチもそれ用のサスを使えた。ホールは
ものが揃っている。こちらからは微妙に離れた場所にお客さんがいる感じがしたが、受けはよかった。気にするほどの距
離はなかったようだ。両公演とも最後あたたかい拍手をいただけた。有終の美を飾れてよかったです。